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2022.02.25

ドライフルーツ(乾燥果実)で旬の美味しさを、なが~く楽しみませんか?

色とりどりのドライフルーツがパックに入ってお店に陳列されて結構なお値段で売り出されていますが、ご自宅でも簡単に作れることをご存じでしょうか?

市販品には外国製が多く、添加物を気にされる方はあまり購入されないようです。
でも、美味しいんですよね💦 食べたいですよね💦

そんなドライフルーツ、安心安全に ご自宅で手作りしちゃいましょう🎵

今、「えぇ~っ、めんどくさい」って思いませんでしたか?
うふふ(*´艸`*) 大丈夫ですよ~!

お砂糖や洋酒に漬け込んだ後にオーブンやレンジで乾燥させる作り方もありますが、それではおもしろくありません!
旬の美味しさが山盛りに詰まった果実を、なんと青空の下で天日干しするだけで上の写真のような色鮮やかなドライフルーツができるんです。

干すことで果実自体が持つ美味しさの特徴が凝縮されて旨味も格段にアップし、保存できる期間も延びます。

実際に もろおか青果でドライフルーツを手作りした様子をご紹介いたしますので、ご覧ください。

 


💓材料 お好きなフルーツ
(旬のものをお勧めいたします)

※今回使った果実

①サン富士りんご
②国産レモン
③伊予柑
➃甘平
➄さちのか苺
⑥国産キウィフルーツ


💓ポイント

難しいコツはいりません!

①乾燥しスッキリ晴れた良いお天気が続く時期に作る!
②干す前に材料をキレイに洗い、水気をシッカリとふき取る!
③風通しのよい太陽のよくあたる場所で乾燥させる!
➃時々裏返す。(特に干し始め初日)
➄風に飛ばされたり、鳥に食べられないよう注意する!
⑥夜間は室内に取り込み、日が昇ったら屋外へ。


2月22日㈫ (作業初日)

まず、果実をキレイに水洗いし、キッチンペーパーなどで水分をふき取ります。
カビや腐敗の原因になるので、ここだけはキッチリやってください!

 

リンゴは皮付きのまま厚み3ミリの輪切りに。
ソリがなく均等に乾くようできるだけ厚みを揃えてください。
(今回は種の周りに密が入っていたので芯を残して種だけ外しました。)

 

レモンも皮付きのまま厚み3ミリの輪切りに。

種は取り除いてください。

 

伊予柑も皮付きのまま厚み3ミリの輪切りに。種は取り除いてください。

 

甘平は皮付きのままちょっと厚めに4ミリの輪切りに。

 

いちごはヘタの部分を取り除き、縦3~4等分にスライス。

 

写真を撮り忘れましたが、キウィフルーツは皮をむき、厚み3ミリの輪切りにしました。

 

 

それぞれの果実の切り口から浸みだす果汁をふき取った方が早く乾きますが、あふれる美味しさをふき取るのはもったいない。
今の乾燥した時期を頼りにして、そのままに干すことにしました。
お天気は快晴です!お布団干しにはモッテコイ(花粉に注意ですが…💦)

 

ザルや干しかごなどに果実を重ならないように並べていきます。
風が強かったり、小鳥や虫に注意が必要な場合は吊り下げ式の干しかごを利用されると便利です。
今回はバーベキュー用の金網の上で乾燥させることに。

 

リンゴは変色を防ぐために濃いめの砂糖水や塩水に15分くらい浸漬させる方法もありますが、今回は何もしていません。

 

レモンは切り口がみずみずしいです。

 

伊予柑は実がやわらかくふっくらしているのでちょっと潰れ気味で心配です💦

 

さすが甘平、実がギュッと詰まったゼリー状の果肉からは果汁も滴りません。
保水力すごいです!外皮も薄い!
そのまま食べても抜群の美味しさですが敢えてドライフルーツに。贅沢です!

 

さちのか苺、切り口の赤と白のコントラストがキレイですね!

 

国産キウィフルーツは敢えて柔らかくなる前の酸味が残ったものを使いました。

 

様子をみるたびに早く乾くように表と裏を反します。
干し始めの初日は果汁が浸みだし干しかごや干し網に垂れてくっ付くので表面が乾くまで細目に裏返してください。

そして、数時間後の夕方まだ陽のあるうちに室内へ取り込みました。
夜露などから、せっかく乾いた果実を守るためです。


2月23日㈬天皇誕生日 (2日目)

あいにくの曇り空、ときどき強い風に小雨が混じることも。
室内の窓際で待機していましたが、ドライフルーツを外に出すことはありませんでした。

朝と夕方の2回、表と裏を反しました。
(わたくし お休みをいただいておりましたので写真はありません。)


2月24日㈭ (3日目の朝)

まだ陽が昇って間もないため、空気が冷たいです。
昨日の雲はどこかへ行き、気持ちの良い一日になりそうです。

 

屋内で一日待機していた果実たちの様子です。
昨日は時々小雨の曇り空で一日中屋内の窓辺で過ごした果実たち。
一日ぶりに屋外へ出しましたが、空気が乾いているせいか仕上がってきてます。
あと一息ってところです。

 

サン富士りんご、変色防止などしてないのにそれほど悪くありませんね!

 

国産レモン、表面は乾いていますが、指で押すと果汁が出てきます。

 

伊予柑、いい感じの乾き具合ですが果肉の部分が薄っぺらくなりました。

 

甘平、切り口は乾きましたが、中はマダマダです。

 

さちのか苺、ずいぶん縮んでしまいましたがいい感じの乾き具合です。

 

国産キウィフルーツ、いい感じに乾いて出来上がってきました!


2月24日㈭ (3日目の午後)

気持ちの良い快晴です。ポカポカ陽気です。春はすぐそこまでやってきていますね。

 

レモンと甘平以外は乾ききったようです。
今日1日夕方まで干し上げて出来上がりとすることに。

 

りんごチップスのような見た目ですが、芯の部分が硬そうです。

 

今回レモンはセミドライ仕上げとします。
外皮は乾きましたが、果肉部分はまだ水分が残っています。

 

伊予柑、カラカラに乾きました。

 

甘平の保水力恐るべし、こちらもセミドライ仕上げとします。

 

さちのか苺、完成です。可愛い出来栄えにウットリです!

 

国産キウィフルーツ、種が浮き出るほど乾きました。

 

※作る時期の天候状態、湿度や温度によって出来上がりの時間は異なります。
2月中旬以降の穏やかなお天気の日は、ドライフルーツ作りにとても適しています。
乾燥中にカビなどが発生する心配が少なくてすむでしょう。


 

 

3日間で出来上がったドライフルーツたちをお皿に盛りつけてみました。
見てください!この出来上がり!
変色防止の処理も、もちろん添加物も加えず、天日干しするだけでこんなに色鮮やかに仕上がりました。

レモンと甘平は あと4~5日干すと完全に乾きますが、今回はセミドライ仕上げです。

りんごは優しい甘さです。蜜入りだったせいか酸味は感じません。
ちょっと皮と芯の部分が硬いです。
彩りを気にしなければ、皮を剥いて干すとよいかもしれません。

レモンは酸味のパンチが効いています。
酸っぱいもの好きにはたまらない美味しさです。
酸味の後からじわっと甘みがやってきます。

伊予柑は見た目が薄っぺらいですが旨味が凝縮されてとても美味しいです。
早く乾き、作りやすいですね。

甘平は美味しくないわけがありません。
柑橘の大トロ「せとか」を抜く、希少な高級果実ですから。
生より更に甘みが凝縮され、甘さが皮の苦みと対比して際立ちます。
ちょっと贅沢してしまいました!

さちのか苺は、今回作ったドライフルーツのなかで一番人気でした。
見た目も可愛く、食べると濃厚な甘みと酸味のバランスが抜群です。
すぐに乾き作りやすいので、これから苺がお安く出回る時期に是非作ってほしいです!
(空気が乾燥している時期に作ってくださいね)

国産キウィフルーツは完熟前のものを敢えて使い、酸味のある出来上がりを狙ってみました。
ほど良い酸味のあとに爽やかな甘みが残ります。
種のプチプチ食感がアクセントになり、とても美味しく食べられました。
酸味が苦手な方は、ニュージーランド産の完熟したものを使うといいでしょう。

 

どれも、それぞれの特徴が際立ち濃縮された味に仕上がりました!
とっても美味しいですよ。

簡単にできますので、まずは食べ残った果実などで是非作ってみてください!
乾燥してドライフルーツになっていく過程を観察するのも楽しいですよ。
SNSにアップして楽しむのも良いですね♪

いろいろな種類の果実でやってみてください。
金柑やバナナなんかどうでしょう♩
静岡県産の高級マスクメロンや国産マンゴー、果汁のしたたる桃なんかにも挑戦してみたいです。
こんなのできたよーっていう写真付きの一報もお待ちしております🎵


 

 

完全に乾いたドライフルーツはチャック付き保存袋に入れて密封しておけば常温での保存が可能です。
乾燥剤を一緒にいれて吸湿しないように野菜庫で保管しておくと一番よいですね。

セミドライ仕上げのものは冷蔵庫で保存し3~4日以内に食べてください。

どちらも時間が経つと風味が損なわれていきます。
いちばん美味しいのは早めに食べる事です!